あかとくろとあさぎ

2021年10月公開映画『燃えよ剣』を楽しんでいる山田担のブログ

原田眞人監督の講演会「表現者のバトンを引き継ぐ」の動画を拝見しました

2020/2/6 東本願寺にて行われた「第56回しんらん交流館公開講演会」で、原田眞人監督が「表現者のバトンを引き継ぐ」と題し、お話をなさったそうです。

映画『燃えよ剣』に関しても、様々なことをコメントしていらっしゃいます。

とても興味深い内容ばかりで、映画がますます楽しみになりました。

 

jodo-shinshu.info

 


第56回しんらん交流館公開講演会2020/2/6(木)18:00~19:30 映画監督 原田 眞人さん

  

山田くんに関しても色々とお話されていて、

16:17〜 山田くんの沖田総司について
19:29〜 燃えよ剣のスピンオフの構想

山田担の方は特にこの辺りを聞いていただきたいです…!

 

以下は私が自分用のチャプターとしてまとめたものですが、ご参考までに一応載せておきますね。

あくまで『燃えよ剣』が楽しみな山田担がまとめたものなので、ここにまとめきれていない箇所でもたくさん興味深いお話を拝聴できます。お時間に余裕のある方はぜひフルで…!

 

3:45 「燃えよ剣」は、司馬遼太郎先生が自分の長編作品の映像化に反対するきっかけ
4:23 原田監督と司馬遼太郎作品の出会い
7:12 監督自身が「燃えよ剣」を映画化したいと考え始めたとき
9:17 池田屋事件について
16:17 山田くんの話
19:29 「燃えよ剣」スピンオフの構想
19:50 表現者のバトンを受け継ぐということ
22:45 新撰組と滅びの美学、「ワイルドバンチ」との関連
24:37 「リオ・ブラボー」のキャラクター配置を意識して今回の「燃えよ剣」日野の四人のキャスティングを決めた
34:32 渉成園でのロケについて(土方と沖田のシーン、芹沢暗殺のシーン)
43:34 お雪さんが土方と沖田のスケッチをするシーンがある。お雪さんについて
1:00:00 「燃えよ剣」で急きょワイドレンズを取り入れた
1:05:13 質疑応答
1:08:27 監督が思う新撰組の魅力について
1:17:30 岡田准一さんが考えた斎藤一の左利きの殺陣について
1:20:50 今後の作品の構想(新撰組というのは監督自身ライフワークにしたい題材)

 

 

山田担としては、「とにかく山田涼介がすばらしい」という監督のお言葉に、本編を見る前からすでに泣きそうな勢いです。

・動きが俊敏
・マナーがいい
・ディープな物の考え方ができる
・岡田くんに稽古を付けてもらったら本物の三段突きができるぐらい力を付けちゃった
・山田涼介がとにかくすばらしいので沖田を主人公にスピンオフを

この辺りのお言葉で思わず天を仰ぎました……


こんなに研究熱心で、情熱を持って映画を撮っていらっしゃる監督が大絶賛なさるなんて、どんな沖田総司が見れるんでしょうね。楽しみすぎてもはや怖いくらいです……

 

原田監督が素敵な方だなあと思ったのが、かなり歳の離れている岡田准一くんのことを「岡田さん」と呼ばれているんですよね。仕事仲間として敬意を払っていらっしゃるからなんだろうなと思いました……

そう言いつつ私自身はつい「岡田くん」呼びをしてしまっているのですが…。 昔からテレビで拝見しているもので、やっぱり今でも親しみを込めてくん付けで呼びたくなってしまうんですよね。

どれだけ俳優としての実績を上げられても、思わず「くん」付けで呼びたくなってしまう親しみやすさを失わないところが岡田くんの魅力の一つでもあると勝手に思っております。

 

そんな岡田くんの構築される殺陣、どうやらものすごいことになっているみたいですね……

俳優としての岡田くんが出演されている作品は昔から色々と拝見していて、『木更津キャッツアイ』『タイガーアンドドラゴン』『SP』は今まで見た中で好きなドラマベスト10を上げるとなったら確実にランクインしてくるくらい大好きなのですが、岡田くんが殺陣を付けられた作品ってもしかしたらあまり多くは拝見していないかも…?ということに気づき、せっかくなので公開前までに見ておきたいなと思いました。

同じ原田監督作品の『関ヶ原』は拝見したのですが、殺陣がメインの作品というわけではなかった印象で…こちらも素晴らしい映画でしたが!

岡田くんのご自宅に「岡田道場」と呼ばれる道場があること、寡聞にして今まで存じ上げなかったのですが、そこで山田くんも稽古を積んだということで、ぜひその辺りのお話を後々語っていただければなあと期待しています。

 

 

監督は今回の『燃えよ剣』で「新撰組の滅びの美学を描く」というようなことをおっしゃっていますが、それは単に時代の波に乗り損ねた人という意味ではなく、彼らには彼らなりの思想があって、新しいものを受け入れようとする姿勢も見せていたけれど、時代の潮目が変わってしまって「貧乏くじを引いた」人という意味なのかなあと思いました。

それでも最後まで筋を貫き通したところに監督は魅力を感じていらっしゃるのかな、と。

 

史料にも細かく当たって、すごく緻密に土方歳三の人物像を作り上げられている一方で、史実とは異なる原作の様々な要素も尊重して映画を作っていらっしゃるのがこちらの動画のお話でとてもよく分かり、本当に公開がすごくすごく待ち遠しいです……!

 

 

そんな映画の公開が待ち遠しくてもどかしい気持ちを発散させるために、監督がお名前を上げていた映画作品や小説などを少しずつ見ていこうかなあと思っています。

とりあえず、先ほどの動画と公式サイトのコメントで上げられていた「リオ・ブラボー」「グッドフェローズ」「ワイルドバンチ」から見ていこうかなあと。

また、沖田総司関連の本なども少しずつ読んでいきたいです。

そういったことを記録していくためのブログになるかと思います、よろしくお願いいたします。