『リオ・ブラボー』感想
この映画の主人公四人組について、原田監督が公式サイトで「『燃えよ剣』の近藤勇、土方歳三、沖田総司、井上源三郎にそっくり」とおっしゃっていたので、つい気になって見てみました。
こちらの映画はハッピーエンドなので安心して見ることができました。
無教養なもので、西部劇映画を見るのが初めてで、「よく銃撃戦をしている」くらいの貧困なイメージしか無かったのですが、それは本当にクライマックス部分だけでした。
主人公の保安官とアルコール中毒になってしまったその助手が再び絆を取り戻したり、ロマンスがあったり、人間ドラマが主体なんですね。
若くて美形で、ちょっと未熟なところもあるけど銃の腕は確かなコロラドが、この映画での沖田総司ポジションのようでした。
コロラドを演じていたリッキー・ネルソンは当時ロックンロール歌手としても人気で、そこも山田くんと重なるかも…とか勝手に思いながら見ていました。
歌を歌ってセッションしたり、ギターを弾くシーンもあって大変カッコ良かったです…!
保安官チャンスとその助手デュードの友情(とチャンスとフェザーズのロマンス)があくまで映画のメインではあるけれど、そこに二人より年少のコロラドや老獪なスタンピーが加わわることでチーム感が増すというところに登場人物の配置の妙を感じました。
『燃えよ剣』が公開されたら4人のそれぞれどんなところに共通点があるか、改めて考えてみたいと思います〜。
ただ、昔の映画なので感性が合わなくて当たり前なのですが、チャンスとフェザーズのロマンスが私にはあまり魅力的に思えなかったんですよね〜。親子くらいの年齢差なので……
『燃えよ剣』の土方さんとお雪さんは設定的にも俳優さんの実年齢的にも同世代なので、そういう心配は無いかな〜と思っています。